[国田健先生のレッスンノート]今日はランスロの25のエチュードの6番とクラリネットの初歩のハ長調を勉強しました。
その中でも特にフレーズを上手に表現することに重点を絞ったとても効率の良いレッスンになったと思います。
吹奏楽を中心に活動していた奏者がソロを始めたときにぶつかる課題の1つにフレーズ感がつかめない、自然な音楽表現が難しいということがあります。それは吹奏楽では個人のフレーズの理解やそれに伴う微妙な息使いよりも、音程やタイミングを全員で合わせることが大切であることが原因の1つです。すべてのフレーズには始まり、頂点、終わりの3つのポイントがあります。指揮者のいないソロや少人数でのアンサンブルでは各奏者がそれをきちんと理解し、かつそれに伴うアーティキレーション、息使いをしてはじめて聴き手にフレーズとして伝わるようになります。まだレッスンを始めて数回ですがレッスン内での上達のスピードも非常に速いので今後が楽しみです。