前回のレッスンに引き続きウォーミングアップアップでは「主人は冷たい土の中に」を演奏していただきました。ついつい忘れがちな姿勢についてですが楽器が自分の体より前に出てしまうと楽器が下がってしまう原因となりますので楽器を左肩に上に乗せることを意識してみましょう。右腕上腕部の重さを弦に乗せるイメージで演奏していただくと全弓を使いやすいです。本日のレッスンを持ちまして「主よ人の望みの喜びよ」を終了し、次のレッスンメニューに進む予定でして曲の最初から最後まで通しでやっていただくつもりでしたが、途中の臨時記号が多く出てくる箇所をしっかり練習したいとのご要望にお応えし、ゆっくりとした練習にレッスン時間を使わせていただきました。該当箇所の小節のフレーズをエクササイズ化し、数回繰り返し練習をしていただくとすぐに成果を確認できました。この時気づいたのですが、近頃のレッスンでは曲の練習が中心となり、音階練習やエチュード、エクササイズ等の内容は行っていませんでした。基礎的な練習の段階は終わり応用的で実践的な内容のレッスンを考えたがゆえにそうしてきました。基礎的な練習ばかりではモチベーションが下がってしまうと思っていたのですが、生徒様のご要望を再確認し、再び基礎的な内容のレッスンに切り替えようと思います。スケールやエクササイズを盛り込み、曲は1ページ分に収まる長さの内容で基礎練習と曲練習の割合が半々になるようレッスンメニューを調整致します。以前のレッスンでやったエクササイズもまた復習内容として扱わせていただきます。本日のレッスン内において色々と生徒様のご意見を聞くことができたので指導者として参考になる1レッスンでした。こう言った声を聞かせていただくことが良いレッスンに向けての大切な材料になります。こちらが指導し、それに対して生徒様のご納得が帰ってきてこそ良いレッスンが出来上がります。良いコンサートを演奏者とオーディエンスが一緒に作るように良いレッスンも講師と生徒様で作るものです。最近ギターの本番があるとのことで色々とお忙しいご様子ですが私も応援しております。本日もレッスンお疲れ様でした。