本日はアイネクライネナハトムジークの伴奏音源に合わせて演奏していただき、その結果難しかった箇所から練習課題をピックアップするというレッスンスタイルをとらせていただきました。普段の練習時もこのように練習していただければ音楽の全体像がつかみやすく、そして何よりも演奏することを楽しんでいただけるかと存じます。まず冒頭の曲の出だしですが、この曲ではスピッカート(元弓)を多用しますが原曲通りのテンポでやっていただいた方がやりやすいと存じます。 素早いポジション移動が一箇所ありますが、その箇所だけを繰り返して練習するという練習方が効果的です。前にやったポジション移動の練習をこういうときに応用しましょう。 早い音符にトリルが絡んでくるフレーズは、まずトリルの音を省略して練習します。
スムーズに演奏できるようになったらトリルの音をさりげなくでいいので付け足します。
ここでいうトリルは音符に対する装飾なので
譜面上大きく書いてある音符を優先させ、しっかり弾きましょう。
前回にも少しやりましたが先まで使った弓を一気に元まで戻すという動きが頻繁にあります。スピッカート、八分音符は元弓で演奏しますのでスラーが付いている場合を除いてこれらの音符が出てきた時は注意して元弓で構えるようにしましょう。
レッスンの状況次第ではテンポがゆっくりな音源を用意したいと思いますが、
オリジナルのテンポに慣れることも大事です。つっかえつっかえでもいいので音源に合わせて練習することを繰り返してみてください。次回もう一度聴かせていただきます。
これからも私なりに面白くて良い練習方を考えさせていただきます。今後とも楽しみにしておりますので無理のない範囲で頑張りましょう。ではまた来週もよろしくお願いします。