今回のレッスンではアイネクライネの続きを練習していただきました。音を跳ねさせるテクニックがこの曲の演奏には不可欠で新たな右手のテクニックが必要となってきます。この曲の作曲者モーツァルトの楽曲はダウン、アップ、アップというフレーズがよくでてきます(本日送信した譜面アイネクライネ2の3小節目の3拍目、6小節目、)。左手は使わず開放弦を使い右手だけでこのフレーズの練習もしていただきました。以前メヌエットの練習の時にもご説明させていただきましたが弓の元の方のよくはずむポイントを使ってこのフレーズは演奏します。慣れないうちは弾いているうちに弓の接触点が元から先へ動いてしまいますが、音符に対して使う弓の配分をあらかじめ決めてしまえばこの問題は回避できます。それと弓の元を使って演奏する時は右肘をあげてください。これにより肘の支えで手を安定させ、弓を柔らかく握れるようになります。左手のポジションの使い方など関する部分はこれまでのレッスン成果がでていてすぐにご理解していただけるご様子でしたので以前よりも仕上がりまでのペースが早くなっているように感じます。これからはもっと深い内容に挑んでいただきたいと思います。アーティキュレーション等の音に表情をつけるための右手のテクニックを習得していきましょう。次回は本日の内容を振り返りながら曲の続きに進みたいと思います。