前回に引き続きブルースのインプロバイズについてレッスンを続けさせていただいておりますが、本日はブルースのコード進行についてのお話をさせていただきました。音楽には流れがありその一部を構成しているものがコード(和音)の流れです。コードとは複数の音符が積み重なってできている音で一音一音にバラして弾いてみると一つの旋律に聞こえます。これら一つ一つの音を任意に組み合わせることで音楽の進行にマッチしたフレーズを演奏することが可能になります。良いフレーズを演奏するためには音楽的にマッチする音の使い方、組み立て方があります。これらのことを念頭に入れてインプロバイズに取り入れればご自身の演奏に磨きがかかること間違えなしです。あとはたくさん数をこなし、ご自身のものとすることを目標にしましょう。今後も楽しみにしております。winter fieldsの方はしばらくエクササイズ等の練習ばかりでしたが、今回は原曲通りに演奏していただきました。曲全体を通して甘い音で演奏したいので右肘を上げて手首はブラブラの状態で弓を寝かせて弦に接触する毛の本数を少なくします。
途中グリッサンドのフレーズがありますが、今回はこのフレーズのためのエクササイズを練習していただきました。音と音の間にゴーストノートをわざと入れてポジションを正確にとれるようにするための練習となっております。慣れてきたらゴーストノートが目立たないように演奏することを心がけましょう。
これまでお忙しそうでしたが、これからはお時間にゆとりができそうとのことなので、こちらとしても良い練習メニューを色々と考えたいと思います。楽しいレッスン時間をお互いに過ごしてきましたが、本日のレッスンでは、固めるべきものをしっかり固めたいという生徒様の意思も感じられたレッスンでした。求めていないものをこちらの一方的な意思で指導するというレッスンスタイルは私自身好まないのでとても指導者として嬉しい限りです。これからも尽力いたします。
