今回は、メヌエット後半部分での転調に備え、1rdポジションでニ長調の音階を音源に合わせて弾いていただきました。押さえる音と音の感覚を指先で掴めれば難なくクリアできます。次回はもっと音数を減らしたエクセサイズを考案させてください。また新たに右手の手首の円滑な運動のために移弦の練習をしていただきました。以前にも移弦の練習をしていただいたことがありましたが、今回は以前の時よりも格段と良くなった印象を受けました。D線、A線と手首を回転させるように弾くとスムーズな移弦ができます。この回転運動のコツも素早く身につけられた印象でした。メヌエットの後半部分ではスタッカートが出てきます。以前お話しした弓の弾みやすいポイントを使って弓を弦につけてから離すと同時に音が出るようにします。こちらの方もコツを素早く身につけられた印象がしました。スラーとスタッカート瞬時に切り替えるフレーズがたくさん出てきますので、弓をバウンドさせすぎてしまいますと弓のコントロールが効かなくなってしまいます。こちらもまた新たにスタッカートとレガートの切り替えのエクセサイズを考案させてください。飲み込みが良い生徒様だと思うのでさらなる高いクオリティに仕上げたいと思い、次回は今回の内容をより細かく音符の数を減らしたやり易い内容のレッスンをご用意させていただこうと考えております。一つ一つの音がしっかりと意味を持ってくると聴いている人が必ず魅了されるような演奏ができるようになります。コロナの影響により自宅で時間をお過ごしになることが多くなると思うので、レッスンを意識しないで気軽に演奏できる楽曲の譜面や音源ファイルの制作も視野に入れて新たなコンテンツの提供をしようと思います。ご自身で演奏している動画を撮ってみるのも楽しみの一つです。you tube等でプロの演奏家の動画を見ていただくこともお勧めします。インドアライフの暮らしの中でもインターネット等の普及により色々な音楽の楽しみ方があるので是非とも楽しんでください。