次回に続き今回は3rdポジションでイ長調の音階を音源に合わせて弾いていただきました。半音、全音によって指と指の間を開くか閉じるかをしっかり身につけていただければ正しい音程を出すことができるようになります。ギターのフレットの場所のように高いポジションに行けば行くほど音と音の感覚が狭くなっていきます。音程そのものは耳で覚えるものですが、押さえる指と指の感覚は御自身の指で覚えていただく必要があります。頭を使って覚えるものはすぐ覚えられますが、体に覚えさせる必要のあることは何回も繰り返し練習する必要があります。これからもレッスン毎に音階の練習はやっていただこうと考えております。メヌエットの練習についてですが、こちらも今回は音源を用意させていただき、これに合わせて弾いていただきました。音階の練習時にも言えることですが音源に合わせて演奏していただくと上手に演奏できる印象を受けます。譜面をしっかり読み取ることも大事ですが音楽は耳から聴こえるものなのでこういった音の情報として覚えるやり方のほうが効率的だと確信いたしました。あとは効率的な弓の使い方ができれば曲の演奏の流れが格段と良くなります。弓の先と元では得られる音色が変化しますし、フレーズによっても弾きやすいポイントが変わってきます。このことについてはまた次回のレッスン時に細かく説明させていただきたいと思っております。今回のレッスンで新たに指導の方向性が見ることができました。これをもとにレッスンに使う教材の制作が容易になります。お互いコロナには気をつけて健康的に過ごしましょう。