前回から引き続きビブラートの練習を本日のレッスンでしていただいております。去年ビブラートについての左手の動かし方を色々と指導しましたが、今回はただ指を折り曲げることだけを考えて練習していただきました。手首や腕が動いても指の屈伸運動が得らればければビブラートの音色はでない故去のことです。 このことを意識していただいたところ、以前グリッサンドのような動きになってしまう現象はなくなり、音の揺れもしっかりしたものとなりました。曲を演奏する際のビブラートでは回数を1回に制限すれば確実にかけることができているご様子でした。 レッスンの最後に三連符のリズムでビブラートを3rdポジションの音を用いる練習をお伝えしました。今までよりもやや速い揺れのスピードでのビブラートの練習になりますが、
試しにやっていただいたところ、この速さなら可能だと思いやっていただこうと判断いたしました。こういった練習をしていただくことにより自然と指の力が抜けた状態でビブラートがかけられるようになれるよう頑張りましょう。バネを1回しならせるとその反動で複数回揺れるようなイメージで柔らかい指関節の動きができてくれば勝手に複数回のビブラートがかかってくれるようになります。しばらくの間レッスンをお休みされるとにことですが、この練習さえしていただいていれば次回レッスンからはご希望の曲の練習に入りやすいので無理のない範囲で練習してみてください。バイオリンという楽器で音を表現するということの楽しさがきっとわかっていただけると思います。本日もレッスンお疲れ様でした。
